「多結晶」は、物質がたくさんの小さな結晶から成ることを意味します。小さな結晶たちは集まって、ひとつのまとまりを作ります。しかし、それぞれの結晶は方向や形がバラバラなので、まるでパズルのピースのように異なる形や向きで集まっています。
簡単に言うと、多結晶は「物質がたくさんの小さな結晶でできていて、それぞれがバラバラの向きや形をしている状態」です。
ソーラーパネルの世界での多結晶の太陽電池は、青みがかった色をしており、表面には結晶の境界が見えることが特徴です。多結晶の太陽電池は、単結晶の太陽電池と比べると効率は少し低いです。それは、小さな結晶がバラバラの向きや形をしているため、電気の流れが少し乱れやすいからです。しかし、製造コストは低く抑えられるため、価格が手頃であることが多いです。