「グリッド」とは、電力会社が運営する大きな電気のネットワークのことを指します。

家の中の電気がつくり出すネットワークみたいなものを、もっと大きくして町や都市、国全体でつながっているのが「グリッド」です。

「グリッド接続」は、太陽電池などの発電装置をこの大きなネットワーク、つまりグリッドに直接つなげることを指します。太陽電池で生成した電気を、家の中で使うだけでなく、余った電気をグリッドに送ったり、逆にグリッドから電気をもらったりすることができるんです。

例えば、晴れの日の昼間に家が必要とする以上の電気を太陽電池が生成してしまった場合、その余った電気をグリッドに送ることができます。

逆に、雨の日や夜間に太陽電池が十分な電気を生成できないとき、グリッドから電気をもらって家の中の機器を使うことができます。

このように、グリッド接続することで、安定して電気を使用することが可能になります。グリッド接続と対極にあるのは「オフグリッド接続」です。