夏の暑い日にスマートフォンやPCが熱くなるのを感じたことがあるでしょう。電子機器は、熱くなると性能が低下することがあります。同じように、ソーラーパネルも暑くなると、その性能、つまり電気を作る能力が少し低下します。
ここで、「温度係数」というのは、ソーラーパネルの性能が温度によってどれだけ変わるかを示す数値のことを言います。具体的には、パネルの温度が1℃上昇すると、発電効率がどれくらい下がるかをパーセントで示したものです。
例えば、温度係数が-0.4%/℃だった場合、パネルの温度が1℃上がると、発電効率は0.4%下がるということになります。
簡単に言えば、温度係数は「ソーラーパネルがどれだけ暑さに弱いか」を示す指標の一つです。この数値が小さいほど、パネルは温度の影響を受けにくいということになります。