まず、ソーラーパネルを接続する方法には大きく「直列接続」と「並列接続」の2つがあります。今回は「直列接続」について説明します。
直列接続とは: バッテリーや電池を考えるとわかりやすいです。例えば、2つの単三電池を持っていて、それらを頭と尾、つまりプラスとマイナスの端子を繋げて並べると、電池の電圧が2倍になりますよね。これが直列接続の基本的な考え方です。
ソーラーパネルを直列に接続する方法:
- パネルの端子を確認:各ソーラーパネルにはプラス(+)とマイナス(-)の2つの端子があります。
- 接続:1つ目のソーラーパネルのプラス(+)端子を、2つ目のソーラーパネルのマイナス(-)端子に接続します。これを繰り返して、複数のパネルを直列に繋げることができます。
- 電圧の確認:直列接続すると、電圧が各パネルの電圧の合計になります。しかし、電流(量)は変わりません。
注意点:
- ソーラーパネルのスペックを確認して、同じもしくは非常に近い仕様のパネルを直列に接続することをおすすめします。異なる仕様のパネルを混在させると、性能が最大限発揮されないことがあります。
- 直列接続で電圧が上がるため、接続するパネルの数やシステム全体の設計に合わせて、適切なインバーターや他の機器を選ぶ必要があります。
簡単に言えば、直列接続はソーラーパネルの「頭と尾」をつなげることで、電圧を上げる接続方法です。
この方法を利用することで、システム全体の電圧を合わせたり、特定のニーズに合わせて電気を取り出すことができます。