皆さんが物理の授業で習った「電流(I)」と「電圧(V)」を軸にしたグラフを思い浮かべてください。

このグラフは、ある装置や材料にどれだけの電圧をかけたら、どれだけの電流が流れるのかを示します。この関係性をグラフに表したものが「IVカーブ」と呼ばれます。

ソーラーパネルの場合、このIVカーブはとても重要です。なぜなら、ソーラーパネルが太陽光を受けたときに、どれだけの電気(電流)をどれだけの力(電圧)で発電するかを知ることができるからです。

なぜIVカーブが重要か?

ソーラーパネルは、日中の時間や天気によって、受ける太陽光の量や強さが変わります。

この変化によって、パネルが発電する電流や電圧も変わります。IVカーブを使うと、最も効率的に電気を発電する「最大電力点」という場所を見つけることができます。これによって、ソーラーパネルから最大限のエネルギーを取り出すことが可能になります。

簡単に言えば、IVカーブはソーラーパネルがどれだけの「力」でどれだけの「電気」を作るかを示すグラフです。そして、このグラフを見ることで、ソーラーパネルが最も効率的に電気を発電する点を見つけることができます。