N型ソーラーセルとは、N型シリコンをベースにした太陽電池セルのことです。

太陽電池セルには、大きく分けてN型とP型があります。違いは、使われているシリコン半導体の性質です。

N型シリコンは、電子を多く持つように加工されたシリコンです。

なぜ重要か

N型ソーラーセルは、高効率なソーラーパネルの説明でよく出てきます。

一般に、N型セルはP型セルに比べて光誘起劣化の影響を受けにくいとされます。

また、高温時の性能低下を抑えやすい、変換効率を高めやすい、といった文脈で説明されることがあります。

ただし、N型と書かれていれば必ず発電量が多い、という意味ではありません。パネル全体の設計、サイズ、角度、日射条件、温度、接続先の入力制限によって実際の発電量は変わります。

P型ソーラーセルとの関係

長く主流だったのはP型ソーラーセルです。

P型は作りやすく、コストを抑えやすい一方で、N型は高効率や低劣化を狙いやすい技術として使われます。

最近の高効率パネルでは、N型セルをベースにTOPConなどの技術を組み合わせた製品もあります。

仕様表で見る場所

N型ソーラーセルは、仕様表や製品ページでは次のように出てくることがあります。

  • セルタイプ
  • セル技術
  • N型
  • N-type
  • TOPCon
  • IBC

一方、ポータブル電源との接続確認で直接見る数値は、セルタイプではありません。

接続時は、開放電圧、短絡電流、最大動作電圧、最大動作電流、出力コネクタを確認します。

注意点

N型は、発電性能や劣化特性を考えるうえで参考になる分類です。

しかし、接続の安全性を判断する項目ではありません。

N型パネルでも、開放電圧が接続先の入力上限を超えれば使えません。電流が大きすぎれば、入力制限により発電量が頭打ちになることもあります。

製品選びでは、セルタイプと接続仕様を分けて見ます。