バイパスダイオードとは、影などで一部のセルが発電しにくいときに、電流の逃げ道を作るための部品です。

ソーラーパネルの内部では、複数の太陽電池セルがつながっています。一部のセルに影がかかると、その部分が電流の流れを妨げることがあります。

バイパスダイオードは、その影響をやわらげるために使われます。

なぜバイパスダイオードが重要なのか

ソーラーパネルは、部分的な影に弱い性質があります。

影がかかったセルが電流の流れを妨げると、パネル全体の出力が大きく下がることがあります。

バイパスダイオードがあると、影がかかった部分を避けるように電流が流れる場合があります。

ただし、バイパスダイオードが入っていれば、少しの影でも問題ないという意味ではありません。

ポータブル電源との関係

ポータブル電源にソーラーパネルを接続しているとき、影が入ると入力Wが急に落ちることがあります。

このとき、バイパスダイオードの構成によって、出力の落ち方が変わる場合があります。

ただし、ポータブル電源側からバイパスダイオードの動作を直接確認することはできません。

実際には、入力Wの変化を見ながら、影の影響を判断します。

仕様表で見る場所

バイパスダイオードは、ソーラーパネルの詳細仕様や取扱説明書に書かれることがあります。

表記は製品によって異なります。

  • バイパスダイオード
  • Bypass Diode
  • ジャンクションボックス内蔵部品

ただし、ポータブルソーラーパネルでは、バイパスダイオードの数や配線構成が詳しく公開されていないこともあります。

注意点

バイパスダイオードは、部分影の影響を軽減するための部品です。

影の影響を完全になくすものではありません。

まとまった面積が暗くなると、バイパスダイオードがあっても入力Wが大きく下がることがあります。

設置時は、バイパスダイオードに頼るより、パネル全体へ均一に日を当てることを優先します。