折りたたみソーラーパネルは、基本的には全面を開いて使います。
物理的に1〜2面だけを表に出せる場合でも、発電量が面積に比例して残るとは限りません。
1面だけを折りたたんだり、1面だけに影が入ったりすると、入力Wが大きく下がることがあります。
部分展開はなぜ難しいのか
折りたたみソーラーパネルの内部では、複数の面が電気的につながっています。
そのため、1面だけが暗くなったり、1面だけ裏返った状態になったりすると、その部分が発電の流れを妨げることがあります。
「4面のうち3面だけ開けば、75%くらい発電する」とは限りません。
実測例
Jackery SolarSaga 100 Airの実測では、4面フル展開で約90W出ていた状態から、1面にしっかり影を入れると3〜4Wまで下がりました。
下1面を折りたたんで3面だけ展開した状態では、0Wになることもありました。
別のフレーム型100Wパネルでも、遮蔽物を当てると約90Wから4W前後まで低下しました。
この結果から、折りたたみ型だけの特殊な挙動ではなく、ソーラーパネル全般にある部分影への弱さとして見たほうがよさそうです。
どんな使い方ならよいか
折りたたみソーラーパネルは、全面を開き、パネル全体へ均一に日を当てる使い方が基本です。
狭いベランダや車内、窓際などで一部だけ出して使う場合は、発電量がかなり低くなる可能性があります。
購入前に、全面を広げられる場所があるかを確認します。
注意点
薄い枝の影などでは、ある程度発電が残ることもあります。
しかし、パネルの1面やセルのまとまった範囲が暗くなると、入力Wは大きく下がりやすくなります。
部分展開を前提にするより、全面を広げられる設置場所を選ぶほうが安心です。