延長ケーブルは、何メートルまでなら必ず大丈夫、とは言い切れません。長くするほど配線の抵抗が増え、電圧降下や発熱の原因になるからです。
特に、電流が大きいパネルや、並列接続で電流が増える構成では、ケーブルの線径と長さを慎重に見ます。
最短構成で動くのを確かめてから、1本ずつ足す
まずは、延長しない最短構成で正常に充電できるかを確認します。次に延長ケーブルを1本だけ足して、入力Wが大きく落ちないか、接続部が熱くならないかを見ます。
必要以上に長いケーブルは使わないほうが、充電は安定しやすくなります。
室内まで伸ばすなら、MC4延長で距離を稼いでから変換する
ベランダや庭のパネルから室内のポータブル電源まで伸ばしたいなら、まずMC4延長ケーブルで距離を伸ばし、最後にポータブル電源用の端子へ変換する形が考えやすいでしょう。
長いDCプラグケーブルや長い変換ケーブルを重ねるより、延長部分をMC4同士でそろえるほうが、端子や許容電流を確かめやすくなります。ただし、室内に引き込むとき窓やドアでケーブルを潰すと、被覆の傷、断線、発熱の原因になります。
ケーブルは線径と許容電流、パネルは電流、電源は入力範囲を見る
延長ケーブル側では、線径、許容電流、コネクタ形状を確認します。パネル側では最大出力動作電流や短絡電流、ポータブル電源側では入力電圧範囲と最大入力電流を確認します。
延長して不安定になったら、最短構成に戻して原因を探す
延長したら急に不安定になった。そんなときは、まず延長ケーブルを外して最短構成に戻します。延長ケーブルが原因なら、線径不足、長すぎる配線、接続部のゆるみ、変換の重ねすぎが候補です。
なお、建物に穴を開ける、壁の中や天井裏に配線する、分電盤や切替盤に関わる配線をする。こうした作業は、ポータブル電源のアクセサリー接続とは別の話です。自己判断で常設せず、専門家に相談してください。