W数や電圧が違うソーラーパネルを混ぜることは、条件によっては可能です。ただ、発電量が伸びにくくなったり、入力上限を超えたり、原因の切り分けが難しくなったりします。
同じ型番のパネルをそろえるほうが、判断しやすく、安定もしやすいでしょう。
直列で混ぜると、電流の小さいほうに引っ張られる
直列接続では、電圧が足し算されます。一方で、電流は小さいほうのパネルに引っ張られやすくなります。
電流の大きいパネルと小さいパネルを直列にすると、大きいほうの能力を十分に使えないことがあります。あわせて、開放電圧の合計が入力上限を超えないかも必ず確認します。
並列で混ぜるなら、電圧の近いパネル同士で
並列接続では、電圧はほとんど変わらず、電流が足し算されます。そのため、電圧の近いパネル同士で考えるのが基本です。
電圧差が大きいパネルを並列にすると、期待したほど発電量が増えないことがあります。短絡電流や最大出力動作電流の合計が、ポータブル電源の最大入力電流やケーブルの許容電流に対して無理がないかも見ておきます。
向きや角度が違うパネルも、発電量がそろわない
同じパネルでも、置く向きや角度が大きく違えば、発電量はそろいません。よくあるのが、片方を南向き、もう片方を東向きや西向きに置くケースです。時間帯によって片方だけが強く発電し、もう片方は弱くなります。
特に直列接続では、弱いほうの影響を受けやすくなります。向きが大きく違うパネルは、同じ入力にまとめず、別ポートや別系統で扱えないかを先に考えてみてください。
よくある例:100Wパネルに、あとから200Wを足したい
100Wパネルを先に持っていて、あとから200Wパネルを足したい。そんな相談はよくあります。100Wと200Wを直列にすると、電流の小さいほうに引っ張られ、200Wパネルの力を十分に使えないことがあります。
ベランダの片側と庭など、日当たりや向きが違う場所のパネルをまとめたいケースも同じです。同じ時間に同じだけ発電しないため、直列接続では特にロスが出やすくなります。
比べるのは、定格出力・Voc・Vmp・Isc・Imp
ソーラーパネル側では、次の数値を比べます。
- 定格出力
- 開放電圧
- 最大出力動作電圧
- 短絡電流
- 最大出力動作電流
ポータブル電源側では、入力電圧範囲、最大入力電流、最大入力電力を確認します。
最初から混在構成にすると、うまくいかなかったときに原因がわかりにくくなります。まずは同じ型番、同じ向き、同じ日射条件で考えるのが近道です。